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Release Note

CaTCalc update 2025

概要

  • 合金液相の粘性、表面張力の計算のサポートとデータベース開発

  • 雰囲気制御計算や化学ポテンシャル図計算の改善

  • 各データベースのデータ拡充

ソフトウェア更新内容
■ CaTCalc

  1. 粘性、表面張力の推定計算(但し、金属液相のみ。セラミックスは開発中。)

  2. 雰囲気制御計算への対応:酸素分圧指定の他、CO2/CO、H2O/H2、NH3/H2、CH4/H2などのガス圧比を指定した雰囲気条件の設定の簡易化。例えばLehler図も簡単に計算できるように改善。

  3. 「一般化された化学ポテンシャル図」の計算機能開発。溶体データベース用いた化学ポテンシャル図計算も簡単にできるようになった。但し、今のところ2Dのみ。

  4. 等活量線図の計算機能の装備。

  5. 低温のGibbsエネルギー関数の推定ユーティリティ開発。(XE)

  6. Miedema推定モジュールを装備。(XE)

開発中の機能

■ Slagの粘性、表面張力の計算とデータベース開発

■ Cellシミュレータ、他

データベース更新内容

■ アップデート

  1. RICT-Sol、Cerm、Fe: 金属液相の粘性、表面張力のデータベース開発

  2. RICT-Ceram: CuO-NiO, TiO2-Er2O3, Cr2O3-Yb2O3, Cs2O-ZrO2, PbO-BaO-Fe2O3, Gd2O3-Cr2O3, Nd2O3-Cr2O3, Cr2O3-Dy2O3, Cr2O3-Sm2O3, Cr2O3-Eu2O3, BaO-CeO2, Er2O3-BO, Er2O3-Cr2O3, ZrO2-Er2O3, TiO2-Er2O3, Cr2O3-Lu2O3, TiO2-Er2O3 などのデータ拡充

  3. RICT-Salt: H2O-NH3, LiF-CrF2, NaF-CrF2, KF-CrF2, CrF2-CrF3, CrF2-ThF4, NaCl-NH4Cl, NaCl-AlCl3, AxBr-SrBr2, AxBr-BaBr2, H2O-NH4Cl-NaCl, CaO-CaCl2, H2O-Ca(OH)2, H2O-NaNO3などのデータ拡充

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CaTCalc update 2024

概要
・PythonプログラムサポートモジュールのCaTPythonをリリースしました。
・データベースでは、純物質(Pure)、汎用合金(Sol)、酸化物(Ceram)、塩系(Salt)の改訂版をリリースしました。

ソフトウェア更新内容
■ CaTPython

  1. CaTPythonはPythonプログラムからCaTCalcの熱力学平衡計算機能を利用するためのインターフェースモジュールです。詳細は専用ページを参照して下さい。


■ CaTCalc

  1. Ellinghum diagram作図設定機能の追加。Ellinghum図は状態図計算で作成可能ですが、容易に条件設定できるようにしました。通常の純物質データベースに加え、CALPHAD系の非理想溶液データベースにも対応していますので、後者の整合性の高いパラメータを用いて、より実用的な解析が可能という特徴があります。

  2. 様々なバグフィックス、機能追加、改善を行いました。また、グラフ中の各lineに対し、CTRL+左クリックでそれぞれのlabel表示を行えるように統一しました。それに伴い、T0-lineはCTRL+右クリックに変更しました。

  3. Function、コンソールコマンド、マクロコマンドでは変更がありますのでご注意下さい。詳しくはマニュアルをご参照下さい。

  4. CaTCalcで利用しているグラフ関連のモジュール(TeeChart)では、高品質な図のファイル出力は今のところPDFがベストです。よって、メニューに専用のコマンドを設定しました。

開発中の機能
■ Cellシミュレータ
■ 粘性、表面張力の計算モジュール
いずれも次回のアップデートでのリリースに向けて開発を進めています。

データベース更新内容
■ アップデート

  1. RICT-Pure 2024:R2Si2O7、RAlO3(R:希土類)など100件以上の純物質データを追加しました。

  2. RICT-Sol ver 3.0:データの追加に加え、相の統合や改名など大幅な改善を行いました。

  3. RICT-Ceram ver 2.6:幾つかの硫化物、硫酸塩、および炭酸塩を追加しました。硫化物はCaS、MgS、FeS、 MnS、CuS0.5、硫酸塩はLi2SO4、Na2SO4、K2SO4、CaSO4、炭酸塩はLi2CO3、Na2CO3、K2CO3です。なお、これらはSlagの微量成分扱いですので、硫化物の正確な計算にはRICT-Cermを、硫酸塩系、炭酸塩系などの計算にはRICT-Saltをお使い下さい。また、SaltとCeramの同時利用は未だ検証できておりませんのでご注意下さい。

  4. RICT-Salt ver 1.4:H2O-NaOH-NaCl系、H2O-KOH-KCl系、ZnCl2-NH4Cl系などのデータを追加しました。

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CaTCalc update 2023

 

概要
・ソフトウェアではダークモードを追加しました。
・データベースでは、新規に溶融塩データベース(Salt)をリリースしました。また、酸化物(Ceram)、硬質合金(Cerm)、汎用合金(Sol)、および純物質データベース(Pure)の各データベースの改訂版をリリースしました。

ソフトウェア更新内容
■ CaTCalc
    1. 目に優しいダークモードのスタイルを幾つか追加しました。
    2. 3-D surface scan
   等温断面図で孤立領域が検出できない問題を改善しました。
    3. Formation-target計算で生成相の量を指定した計算への対応
   一般に相の量の変化は不連続ですので、あらかじめ連続計算で推定値を求め、それを初期値として本機能を用いる方法をお勧めします。
    4. その他、Functionやマクロなど様々なバグフィックス、機能追加を行いました。

 

開発中の機能
■ Python-interfaceとCellシミュレータ
■ 密度、粘性、表面張力の計算モジュール
いずれも次回のアップデートでのリリースに向けて開発を進めています。

データベース更新内容
■ 新規データベース
RICT-Salt:溶融塩データベース
30 種の金属元素陽イオンと 8 種の陰イオン により構成される塩の擬二元系と一部の擬三元系の熱力学パラメータを収録。最適化された系の収録数が多い。
陽イオン:Ag-Al-Ca-Cr-Cs-K-Li-Mg-Na-Rb-Zn-La-Be-Sr-Ba-U-Y-Zn-Ni-Fe-Cr-Cu-Mn-Co-In-La-Ce-Pu-Th-Zr 
陰イオン: F-Cl-Br-I-CO3-NO3-SO4-OH
データベース構成
相数: 428、溶体数: 78、純物質化合物数: 347、最適化された擬二元系: 485

■ アップデート
RICT-Sol 2.0, RICT-Cerm 2.0, RICT-Ceram 2.3

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